繰り返す外壁の凍害発生の補修依頼
「外壁塗装を行ったのに外壁がボロボロと剥がれてきてしまった…」とのご相談を受け、補修工事を実施しました。
サッシ周りの外壁が破損してしまう一番の原因は、「熱伝導性が高いアルミサッシが室内外に温度差を生じさせてしまう事による”結露の発生”」です。
冬季に気温が下がるとその現象は顕著となり、絶えずサッシの下端部分から外壁に結露の水分が滴り続けている状態となります。
水分は徐々に外壁を劣化させ、写真のように外壁がボロボロと崩れて落ちる「凍害」と呼ばれる劣化状況になってしまうのです。
カチオンタイトパテで外壁を補修
外壁の劣化状況から、本来であれば外壁の部分交換を行う事が望ましかったのですが、予算の兼ね合いでパテ補修を行う事となりました。
劣化してしまった部分は削ぎ落し、窯業系サイディングに対する密着性が高く、硬化性能も高いカチオンタイトパテで成型していきます。
外壁の調色塗装とサッシ後付け水切りの取付
パテの硬化が確認できた後、パテを施した箇所を更に研磨し形を整えた後、周囲の外壁色に合わせて調色塗装を施し外壁の補修作業は完了です。
しかし、このままでは時間の経過と共に外壁凍害が再発してしまいます。
サッシ下端に「後付け水切りの取付」を行いまいした。
水切りが有る事により、結露が生じた際に外壁に伝える事なく地面に落ちるようになり、凍害の発生を防止可能になります。
同様の症状で悩んでいる方はぜひ上記工事を参考にしてみて下さい!